ここには、ダグルと漢語(中国語)の対訳辞典が登録されています。
見出し語がローマ字表記の辞書グループです。ローマ字で検索します。
この辞書グループは、ダグル(達斡爾)語と漢語(中国語)の対訳辞典です。
ダグル語は、中国語の拼音(ピンイン)方式のローマ字アルファベット26文字を使って表記されています。ダグル語のローマ字表記方式は、辞典によって統一されていない所があります。
このグループは、モンゴル系諸言語の基本語彙の発音を集めた音声データベースです。各言語の基本語彙は、中国の民族出版社から出版された「中国少数民族语言简志丛书」に付されている「词汇附录」に基づいています。
『达斡尔语简志』(1982)、『东部裕固语简志』(1981)、『保安语简志』(1982)、『东乡语简志』(1981)、『土族语简志』(1981)の各巻末には800語前後の漢語と民族語との対訳語彙集が付されています。言語によって対訳語彙集の語彙数に増減はありますが、収録されている漢語の大部分は各言語に共通なので、同じ漢語のもとにそれぞれの訳語を並べれば、各言語で同じ漢語に対応する(同じ意味をもつ)語彙を互いに比較対照することができます。
実は、モンゴル系諸言語の『简志』の「词汇附录」は、モンゴル語のリストを下敷きにして作成されたものです。
「モンゴル系諸言語対照基本語彙 - 中国少数民族語言簡誌叢書の資料による - 」は、モンゴル語のリストを復元して、それに対応する漢語と各言語の語彙を対照して示した比較語彙集です。
ここでは、同じ観点から、各言語の基本語彙の音声データを集めています。それぞれの言語の音声データを録音・整理するために次のような基本語彙リストを準備しました。
《中国少数民族語言簡誌叢書》「詞彙附録」モンゴル系諸言語基本語彙リスト
データベースでは、モンゴル文語のローマ字転写を見出し語にして、それぞれの語彙の音声データを登録しています。モンゴル文語のローマ字転写方式は『蒙漢詞典(増訂本)』(内蒙古大学出版社、1999)に準じています。登録されている項目は、モンゴル文語のローマ字転写形(written mo.)、語彙リストの通し番号、各言語の発音表記(pronunciation)、漢語訳(meaning)です。発音表記の中で【 】の記号に囲まれているのは元の『简志』の「词汇附录」にある発音表記です。
発音表記の枠の右端にあるスピーカーのアイコンをクリックすると、音声が再生されます。(音声データが登録されていない場合、スピーカーのアイコンが表示されません。)
検索方式を「全文」にすれば、通し番号、発音記号、漢語訳語のどれでも検索することができます。
このグループは、恩和巴图等编『达斡尔语话语材料』(蒙古语族语言方言研究丛书 006)内蒙古人民出版社,1985.に収録されているダグル語の口語資料と音声データです。音声データは、同書の編著者恩和巴图(Enhebatu)氏の録音によるものです。恩和巴图氏はダグル族で1936年生まれ、ダグル語(ブトハ方言)を母語としています。
原本では、ダグル語は国際音声字母(IPA)で表記され、それにモンゴル語(モンゴル文字)の逐語訳対訳と、漢語(中国語)の訳文が付されています。ここでは、ダグル語の音声表記に漢語訳文、および日本語の対訳を登録してあります。ダグル語の音声表記に対応する録音音声と、原本の頁の画像を参照することができます。
このグループは全文データベース(K-search)なので、ダグル語の音声表記を検索することも、漢語や日本語の表記を検索することもできますが、音声記号での検索などはあまり実用的ではないと思われるので、むしろ原文のページをめくりながらテキストを読んだり学習したりするような使い方ができるようにしています。
データは、基本的に意味のまとまった句や文を1行ずつに分けており、それぞれの行の先頭に出現順を表す数字のタグを付しています。この数字も検索の対象となっているので、見たい個所を数字で入力し、表示させることが出来ます。数字(タグ)の付け方は、それぞれのデータの説明にあります。とりあえず、「0」か「1」で検索してみると、テキストの前の部分が表示されるのを見ることができます。
ダグール語辞典は、Webブラウザで動作します。使用環境としては、OSはWindows7以降、ブラウザはFirefox、およびIE9以降を推奨しています。
RomanグループのDagur辞書を使うために特別なフォントは必要ありません。
Mongolグループの蒙漢詞典およびManchuグループの満洲語辞典を使うためには、次のフォントをパソコンにインストールしておく必要があります。
1.上のフォント名をクリックします。
2.下のように開いた窓で、「ファイルを開く(O)」のボタンをクリックします。
3.次のようにフォントの見本の窓が開いたら、「インストール」のボタンをクリックします。
フォントがインストールされます。
「~フォントは既にインストールされています。このフォントを置換しますか?」というメッセージが出た場合は、「いいえ」のボタンを押してインストールを停止します。
4.それぞれのフォントについて、同じようにインストールします。
これらのフォントは右のホームページにも登録されています。
⇒ Fontsのページ
Webブラウザで右のURLにアクセスします: ⇒http://hkuri.cneas.tohoku.ac.jp/p05/
トップページには、「Dagur グループ」の4つの辞書(「達漢小詞典」「達漢対照詞典」「達哈漢対照詞典」「漢達詞典」)が表示され、「達漢小詞典」にチェックが付いています(上の画面)。
カーソルが検索窓にあることを確認します。(トップページを開くと、カーソルは検索窓にあります。)
キーボードのキーを押すと、検索窓に検索文字列が表示されます。
デフォルトで「見出し語」の「前方一致」検索となっています。
Enterキー(リターンキー)を押すと、検索が行われ、結果が表示されます。
「Escキー(エスケープキー)」を押すと、検索窓の文字列が消去(クリア)されます。
登録されている辞書を選んで検索することができます。
複数の辞書を指定して検索することもできます。
ボックスにカーソルを合わせてクリックするとチェックが付きます。
チェックの付いているボックスをクリックするとチェックが消えます。
一度にすべての辞書を選択することができます
画面左側のメニューで辞書グループを選択することができます
辞書グループ名にカーソルを合わせてクリックすると、辞書グループの画面が表示されます。
辞書グループの種類と、登録されている辞書のリストはこのページのトップにあります。
検索結果で「出現位置」を表すページの数字は、原本の画像とリンクしています。
ページを表す数字(青字)をクリックすると、原本のページが表示されます。
原本の画像は、適当な位置に移動したり、拡大・縮小して表示することができます。
画像の上にマウスのカーソルを置いて一回クリックした後、動かすと画像が拡大表示されます。
画像の上にカーソルを置いてマウスのホイールを回すことによっても画像を拡大、縮小表示することができます。もう一度クリックすると、画像は元の大きさに戻ります。
検索画面には、次の6つの欄があります。
検索窓の右に3つのアイコンボタンがあります。
次の画面は、すべての辞書にチェックして検索窓に nid と入力して検索を行った結果です:
検索結果がひとつの画面に収まらない場合、画面を切り替えるためのボタンが表示されます。
数字は画面の番号を表しています。
検索した文字列を含む単語が見つからない場合には、Not Found! と表示されます。